0.7mmシャーペンおすすめ17選｜書きやすい太芯シャープペンシルは？メリットも

0.3mmや0.5mmシャーペンがよく使われる日本では、0.7mmシャーペンは少し芯が太いと感じる方も多いはず。しかし、0.7mmシャーペンは細い芯のシャーペンに比べると鉛筆のような安定感があり、滑らかに書けます。

また、強めの筆圧をかけても芯が折れにくいので、急いでメモを書くときや長時間の勉強にも安心して使えます。今回は0.7ミリのシャーペンの選び方やおすすめ商品を紹介します。さらにシャープペンシルの太芯のメリットも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

この文章の最後には、0.7mmシャーペンをおすすめする場面についてもご紹介しています。0.7mmの太さはどのようなときに活用できるか確認して、ご自分の用途にあったシャーペンを選んでみましょう。

0.7mmシャーペンのメリットは大きく3つあります。

• 実用度が高い

電話や人の話を聞きながらメモを取ったり、思いついたアイデアを書き留めるときはどうしても走り書きになりますね。そんなときは丁寧さよりスピード重視でガンガン書ける太さです。

• 折れにくい

シャーペンの芯は筆圧が強いとどうしても折れやすくなります。その点、0.7mmだと折れにくいため中断されずに書きづづけられます。

• 味のある文字が書ける

芯が太いシャーペンなら、鉛筆に近い書き味で、陰影や太い細い、強弱などをつけられます。筆文字や硬筆に近いような味のある文字が書けるのは魅力です。

では、どんなシーンで0.7mmシャーペンが活躍できるのか気になりますよね。

• 学生なら数学や英語

太芯は書き味が非常になめらかなので、アルファベットや数字も書きやすいからです。数学や英語の試験・マークシートの試験などにもおすすめです。

• 大人なら仕事のメモに

0.7mmシャーペンなど太芯は筆圧で薄く書いたり、濃く書いたりと濃淡が出せます。ですので、仕事のメモを書くときなどに最適です。重要なときは濃く書き、思いつきの場合は薄くといった書いた人の意思が筆圧に反映できるからです。

もちろん、そのシーンでしか使えないといったわけではないので、自分が使いたいと思ったときに0.7mmシャーペンなど太芯で書いてみてください。

0.7mmシャーペンには、ソフトグリップとハードグリップの2種類があります。それぞれの特徴を知り、使い分けてみましょう。

ソフトグリップはペン軸にシリコンラバーやゲルを使用しており、グリップの分だけシャーペンの軸が太くなっているものが多いので、長く使っていても疲れにくい特徴があります。勉強などで集中したい時は、指が痛くなりにくい衝撃吸収ゲルを使用したソフトタイプがおすすめです。

ただし、疲れにくい反面、グリップが柔らかいので握力が強い方は文字がブレてしまう可能性があります。ソフトグリップの場合でも硬めに作られたグリップも売られているので、握力が強い方は店頭での試し書きをおすすめします。

ハードグリップはペン軸にシリコンラバーやゲルを使用していないので、素早く書いても文字がブレにくい特徴があります。きれいで丁寧な文字を書きたい方におすすめです。グリップがないので軽い力で握れるため、ペン軸も細くなっています。

グリップがない分、軽い力で握れますが滑りやすく、長い時間使用していると指が痛くなる可能性があります。少しでも疲れを軽減したい場合は、指の形に合わせた溝付きのものや、滑り止め加工が施されたものを選びましょう。

0.7mmシャーペンを選ぶ際は、重さのタイプも確認しましょう。軽量タイプは「素早く書ける」、重量タイプは「滑らかに書ける」特徴があります。

軽量タイプは支える必要がほぼなく、ペン先が動かしやすく素早く動くため、正確な筆記が可能です。メモ書きなどスピーディーに筆記をしたい方におすすめです。

素早く書ける分、動かす力が必要になるので疲れやすく、操作をしにくい場合もあります。持つ時はシャーペンを寝かせ気味に持つと書きやすくなるので試してください。

重量タイプは、シャーペン自体の重さがペン先に加わるので、安定感があり滑らかに書けます。スムーズに筆記をしたい方におすすめです。

スムーズに書ける分、シャーペンを支える力が必要になるので、長い時間使用する場合は疲れる場合もあります。また、重量タイプのシャーペンは重心が下にある場合は安定感があり、重心が上にある場合は重みに勢いがつくので文字がサラサラ書けます。

プラスチック素材のシャーペンは、デザインも豊富で価格もリーズナブルです。フィット感が良く、軽量タイプが多いので気軽に使えます。耐久性が低く、汗などで滑りやすい場合もありますが、どんな方にもおすすめできる素材です。

金属タイプのシャーペンは、高級モデルや製図用に使用されている場合が多いです。価格は高く重さもありますが、耐久性が良く丈夫なので長く愛用したい方におすすめの素材です。

木製素材のシャーペンは、重さも丁度良く滑りにくいので、長く愛用できます。また、手に馴染みやすいので、長く使えば味わいのある風合いが出てきます。デザインの種類は少ないですが、どんな方にもおすすめできる素材です。

サイドノック式のシャーペンは、グリップ付近にノックがついています。ノックが上部についていると、シャーペンを持ち替える手間がかかりますが、サイドノック式は書く姿勢を崩さずに芯を出せるため時短効果があります。

フレフレ機能のシャーペンは、シャーペンを振るだけで芯が出てくるので、持ち替える手間もなくストレスフリーでの筆記が可能です。パイロットのフレフレ機能付きのシャーペンはノック式も同時に搭載したものも売られています。

折れ芯防止機能のシャーペンは、どんな角度や強い筆圧を加えても芯が折れない機能を搭載したシャーペンです。シャーペンの芯が折れる心配がないので勉強や仕事の集中力がアップします。

キャップ紛失防止機能は、シャーペンの上のキャップを外さずに直接芯を入れられるシャーペンです。シャーペンの上のキャップは、芯を入れる時に落としてしまい紛失する可能性がありますが、キャップ紛失防止機能付きのシャーペンを使えば安心です。

ペン先損傷防止機能付きのシャーペンは、グリップ部分やキャップ部分をひねるとペン先の収納が可能なので、ペン先が損傷する心配がありません。

0.7mmシャーペンは素材や機能性によって価格も違います。リーズナブルな価格がいい方はプラスチック素材がおすすめで、デザインを重視したい方は、価格は高めですが金属素材や木製素材がおすすめです。

また、折れ芯防止機能やフレフレ機能など、さまざまな機能がついたシャーペンも価格は高めですが、スムーズにストレスフリーで筆記が可能です。

ノートの定番「CAMPUSノート」やルーズリーフなどでもおなじみのコクヨでは「鉛筆シャープ」といった太い芯のシャーペンのシリーズを販売しています。0.7mm、0.9mm、1.3mmの3つのタイプがあり、鉛筆とシャーペンのいいとこどりでおすすめです。

ノートの筆記には0.7、メモ書きには0.9、マークシートやデッサンには1.3と、用途に合わせて太さを選べるようになっています。また普段鉛筆を使う小学生のために、成長に合わせて鉛筆からシャーペンへ自然にステップアップできる商品もあります。

「ぺんてるクレヨン」でおなじみの「ぺんてる」は、サインペンなど筆記用具が特に有名なメーカーです。ぺんてるの0.7mmシャーペンには、「タフ」シリーズや「グラフギア」など本格派な味わいのものがあります。

「グラフギア」は製図用とうたっているようにプロ向けのしっかりとした作りになっていて、芯の太さも好みに合わせて選べるようになっています。シンプルで使いやすく見た目もクールなので大人のファンも多いシャーペンです。

「ステッドラー」はドイツの文具メーカーで、文具・製図用品・画材を扱うメーカーです。特にステッドラーの製図用シャーペンは文房具好きの方にはとても人気があります。余計な装飾など一切なく、シンプルかつ無駄のない作りはまさに「職人用」の風情があります。

低重心により安定したバランスを保ち、長時間書いても疲れにくい設計となっています。基本的な作りがほぼ変わらず、いつも同じ商品が手に入るのは、愛用者にとって嬉しいですね。芯の太さも好みによって選べるようになっています。

「ZEBRA（ゼブラ）」は日本の文具メーカーで、ボールペンが特に有名です。三菱鉛筆などと並んで日本国内ではシェアが高いのも特徴になります。そして「ZEBRA（ゼブラ）」は、デルガードといった芯を守ってずっと書ける構造のシャーペンがあります。

あらゆる角度からどんな強い筆圧でも芯が折れないように、スプリングが防いでくれるのがデルガードの特徴です。また、斜めに強い筆圧が加わると先端の金属部品が自動で出て芯を包み込みガードしてくれます。とにかく、芯折れや芯詰まりを気にせず書けるのが「ZEBRA（ゼブラ）」のシャーペンの魅力になります。

シャーペンの芯の太さは幅広くあり、状況に合わせて使い分けるのが大事です。一般的な芯の太さとしては、0.5mmが日常でよく使われる傾向があります。芯の太さの種類とそれぞれの使い方としては下記のとおりなので参考にしてください。

• 0.2・0.3mmは製図用やイラスト用として使われているサイズ
• 0.4・0.5mmは日常での筆記に使われているサイズ
• 0.7・0.9mmはアルファベットなどの外国語を書くのに適したサイズ
• 1.3mmはマークシートの塗りつぶしに適したサイズ

0.7mmシャーペンは種類も豊富で、さまざまなシーンで使えます。どのシーンで使うかイメージから0.7mmシャーペンを購入すると選びやすいですね。今回ご紹介したの0.7mmシャーペンはどの商品もおすすめなので、ぜひお気に入りの1本を見つけてください。