ミリペンのおすすめ10選｜耐水性ありも！セリアなどの百均にある？【ピグマ】

漫画やイラストを描く方や製図作業を行う方にとって必需品とも言えるアイテムが「ミリペン（ドローイングペン）」です。クリスタなどのソフトを使ってデジタルで漫画やイラストを描く方も多くなりましたが、ミリペンはアナログ派の方に今も根強い人気を持っています。

ミリペンはほかのペンよりも繊細なコントロールがしやすく、にじまないので思い通りに絵が描けます。ほかのペンよりも美しく仕上げられるため、漫画家も使用しています。しかし、何を基準にしてミリペンを選べばいいのか、どこに売ってるのかなど、気になる点が多いですよね。

そこで今回は、ミリペンの選び方やおすすめ商品を紹介します。耐水性に優れたミリペン・百均やセリアにあるのか・ピグマなどの人気メーカーについても触れています。また、最後にミリペン以外の役に立つ商品の紹介もしています。こちらも確認して、ぜひ自分だけの描きやすい商品を見つけてみてください。

ミリペンとボールペンでは、そもそもの構造がや太さが違います。それぞれの特徴を知り、用途に合わせて使用するものをわけるのがおすすめです。ボールペンはその名の通り、ペンの先にボールが付いていて、それが回転してインクが出てくるのが特徴です。ボールペンは芯がしっかりしているため、文字を書くのに適しています。

ミリペンはドローイングペンとも呼ばれ、ペン先がフェルトやプラスチックになっており、インクが滲んで出てくる仕組みになっています。0.03mmから1mm程度まで太さが揃っているので、ペンの使い分けで細かいイラストや書き込みが自在にできるのでおすすめです。

ミリペンは均一の太さで線が描けるため、主に漫画制作や製図などで使用されます。使い方として、漫画やイラストで使用する場合、線に強弱が付かないのでふきだしや枠線を引く際に便利です。また、製図の場合は線の種類を変える必要がありますが、太さの種類を変えながら制作できます。

ただ、ミリペンは筆圧をかけすぎると先端がつぶれ、均一な線が描けなくなるので注意しましょう。

マンガやイラストを描くときに、ミリペンを使う方が多いと思います。筆圧と関係なく均一な線が引けるミリペンは、背景の建物など無機質なものを描くときに使うと効果的です。そのほかにも、枠線や書き文字の描線などに便利に使えます。

均一な線で絵が単調になってしまうのを嫌って、太さの異なるペンを揃えたり、Gペンと使い分ける方もいるようです。

また、ベタ塗りにも使えるように、ミリペンのバリエーション製品として、ペン先をブラシのように使えるブラッシュタイプのペンもあります。

今は設計の製図作業はコンピューターのCADを使うのが一般的です。しかし、一定の太さの線が引けるミリペンは、元来は製図用として用いられているペンであるため、製図ペンとも呼ばれています。

製図用のミリペンは現代でもアナログな技術を必要とする現場を中心として使用されているほか、植物などの標本画・ペン画などを描く際にも使用される場合も。

ミリペンは筆圧で線幅が変えられないので、用途に合わせて使えるように異なる太さのミリペンを揃えておくのがおすすめです。

ミリペンはイラストを描くときにも活躍します。耐水性の顔料インクを使用しているミリペンであれば、描線の上にカラーマーカーや水彩の絵の具を重ねてもにじまないため、イラスト用途を目的としてミリペンとカラーマーカーがセットになった商品も販売されています。

そのほかに、ミリペンはホビー用途として使われる場合もあります。ペン先が細くて均一な線が引けるミリペンは、プラモデルなどの凹モールド部分にスジ入れをできるので、模型にリアリティを持たせたいときに最適です。

ミリペンのペン先の太さは、細いものでは0.03ｍｍからあります。筆圧にかかわらず均一な太さで描けるのがミリペンの特徴です。しかし、単調な絵にならないようにしたいときは、太めのサイズのミリペンも揃えて併用して使うのがおすすめ。

細いミリペンでスタンダードなサイズは0.05mm・0.1mmあたりです。0.03mm・0.05mmのミリペンは細かい部分まで神経を使わず描き込めるため、筆圧をかけすぎるとペン先が傷みやすいので気をつけてください。

ペン先が太いミリペンは1.0ｍｍ～3.0ｍｍまでのサイズが一般的です。しかし、5.0ｍｍといった極太サイズのものまであります。比較的に汎用性が高いのは0.8ｍｍから1.0ｍｍあたりのミリペンで漫画やイラスト用として最適で、ボールペンの代用としても使いやすい太さです。

0.8ｍｍから1.0ｍｍほどのミリペンであれば、ペン先の角度に気を付けて線を引くときのコツを覚えれば、入りや抜きといった表現も可能です。

ミリペンはさまざまなメーカーから商品が販売されています。中でも、ピグマ・ZIG Cartoonist MANGAKA・ラッション ドローイングペンなどには、ペン先が筆のように使えるブラッシュタイプの製品もあります。

インクの特性はミリペンと同様で手軽に扱えるのが特徴。ペン先に弾力があるため、人物の髪の毛などのベタ塗り部分を描くときや、描き文字の表現など、漫画の原稿を描くときをはじめとして活躍します。

ほどんとのミリペンは水性インクを使用しており、耐水性を備えた水性顔料インクを使用しているものが一般的。水性顔料インクは染料インクよりも水やアルコールに強く、描線がにじまない点が強みです。

水性顔料インクを使用しているミリペンであれば、描線の上にラインを重ねて引いても滲む心配がありません。さまざまな画材と一緒に使えるので、表現の幅が広がります。

ミリペンはインクに水性顔料インクを使用している製品が一般的です。しかし、パイロットのドローイングペン・サクラクレパスのピグマなどには、油性インクを使用している製品もあります。

油性インクのミリペンは紙以外にもプラスチックなどの非浸透面への筆記も可能なので、学童用品に名前を書いたりするのに最適です。ただし油性であっても染料インクを使用したものは、ほかの油性塗料を上から重ねたときに色が染み上がる場合があるので気をつけましょう。

ミリペンのインク色は黒インクのほかにもさまざまなカラーインクを使用する製品もあるので、イラストなどの用途に最適です。とくにコピックはカラーマーカーでも有名なブランドなだけあって、ミリペンでも多彩なカラーの製品を用意しています。

カラーマーカーとセットになった商品も販売されており、イラスト作成の入門用としても最適です。一般的に水性顔料インクは色の滲みが少ない傾向があるので、同じブランドのミリペンとカラーマーカーを揃えておけば、より安心です。

ミリペンのキャップをなくさないか心配な方は、ノック式の商品がおすすめです。ノック式とは末端の突起部品を押し込むと芯が出る仕組みのものであり、片手で素早く活用できます。基本的なボールペンと同じ作りになっているので、だれでも快適に使えます。

しかし、ノック式の商品はレパートリーが通常のタイプよりも少ないので、慎重に選びましょう。

ミリペンを選ぶ際に、値段を参考にしてみるのもおすすめです。ひとくちにミリペンといっても種類はさまざまなので、迷ったら値段も参考にしてみましょう。

ミリペンはだいたい150円〜500円くらいの価格帯です。そんなに高すぎるものでもないので、いろいろ買って試してみてから、自分のタイプに合ったミリペンを使い続けていくのもおすすめです。 いろいろな価格帯で、太さの違うものなどを使い分けてみてもいいですね。

コピックでおなじみのトゥーは100年以上の歴史を持つ日本のメーカーです。クリエイティブを大切にするメーカーで、デジタルからアナログまでデザインに関するさまざまな製品が揃っています。

トゥーのミリペンは、ネット通販や画材屋さんの漫画コーナーなど、わりとどこでも簡単に手に入れられます。 色んな色が揃っていたり、これからミリペンを使い始める方にも楽しいラインナップでおすすめです。

耐水性のあるミリペンをお探しの方は、ピグマがおすすめです。ピグマはサクラクレパスが販売している人気のミリペンであり、製図・ノート・手帳・履歴書などの文字書き・イラスト・漫画原稿と幅広い用途で活用できます。そのため、用途が決まっていない方にもおすすめです。

水性顔料インキを使用しているため、水に流れにくく、直射日光が当たっていても色あせしない耐光性を併せ持っています。ペン自体のデザイン性も高く評価されており、男女問わず幅広い層から人気です。どのミリペンを購入しようか悩んでいる方もぜひ、購入を検討してみてください。

パイロットはシャープペンシルや万年筆など、主に筆記具や手帳などの文房具を多く取り扱っているメーカーです。 もちろんミリペンも取り扱いがあり、ネット通販や画材屋さんで買えます。

ほかに筆記具もたくさん取り扱っているので、普段からパイロットに慣れ親しんでいる方でミリペンに挑戦してみたい方にもおすすめのメーカーです。

ステッドラーは文房具や画材を扱う、世界的に親しまれているドイツのメーカーです。海外のメーカーではありますが、日本でも取り扱っているので安心して購入できます。

ステッドラーのミリペンが買えるのは、主にネット通販や画材屋さんです。シンプルなデザインで、基本的なカラーも揃っており使いやすいのでおすすめです。

ミリペンはどこに売ってるのか分からない方が多いと思いますが、画材店や文具店などの専門店のほかにも、身近なショップで手に入ります。ドンキやロフトなどのバラエティショップ、百均はセリア・ダイソーなどです。店舗によっては取り扱いがない場合があるので、確認してください。参考までに、それぞれどのような商品があるのか紹介します。

• セリア「水性ミリペン」：0.05mm・0.03mm・0.1mm・0.3mm・0.8mmがある。カラーは黒。
• ダイソー「ゲルインクボールペン」：コスパ抜群。にじみくくく書きやすいと評判の品。

ミリペンで漫画を描くときに、白インクのミリペンもあれば白抜きの表現や書き損じの修正を行う際により便利なのにと思う方も多いようです。しかし、残念ながら白インクを使用するミリペンは販売されていません。

ただし、カラーマーカーの中には隠ぺい力の強い白色の水性顔料インクを使用した製品もありますが、ミリペンのように一定の太さで線を引くのは難しいです。しかし、漫画の原稿用に最適なようにペン先が細くなった商品も販売されています。

ミリペンのほかにも、イラストや漫画を描くのにおすすめのペンがあります。ここからは、万年筆やGペンの特徴について解説します。

イラストや漫画を描く方の中には、デジタルに興味がある方もいると思います。デジタルでは、パソコン一つでさまざまな書き方ができるため、非常に人気があります。Photoshopやクリスタといったソフトを使用すれば、より快適に絵を描けるのでおすすめです。

今回はミリペンの人気商品を中心に紹介しました。ミリペンはアナログ表現で漫画やイラストを描く方にとって心強いアイテムです。さまざまなミリペンの中から、あなたにとって最適な商品を見つけてください。